廃水処理設備(ハーネット多槽式水処理装置)

ステンレス処理槽

ステンレス処理槽

回分処理槽

回分処理槽

FRP処理槽

FRP処理槽


当社独自の「ハーネット多槽式水処理装置」は、接触酸化法による微生物の生活環境を最重点に考えた、高性能で経済性にも優れた新しいタイプの廃水処理装置です。 

特徴

  • 床が網目の為、生物膜が付着しやすい
  • バルキングが皆無
  • 植物連鎖及び自己消化により、余剰汚泥が従来の1/10以下
  • 返送汚泥が少量
  • 低濃度から高濃度まで、あらゆる汚水に適応
  • 垂直に一定間隔があいているため、濾床の閉塞が皆無
  • 下水道除外施設には最適(希望数値の処理水が得られる)

廃水処理設備の基本フロー

接触床に、樹脂網で作られたすだれ状の「ハーネット濾床」を水中に上部を固定、懸垂型に浸漬し、濾床に付着させた活性汚泥に廃水を接触させます。

 

それにより、BOD源の細胞内への取り込み、細胞内でのBOD源の分解、同化の現象が起こり消化させます。また発生した余剰汚泥は、生物膜の内部に局在する嫌気性菌により、自己消化が進むと同時に生物の植物連鎖現象によって非常に少なくなります。

 

さらに、この嫌気性菌は、従来の生物処理では困難とされてきた硝酸態窒素を窒素ガスにまで完全に分解し、空気中へ放出することができます。

 

すなわち「好気的な条件下でBODを酸化分解し消化する反応と嫌気的な条件下で、余剰汚泥の消化処理並びに硝酸態窒素を還元脱窒する」という相矛盾する反応を、生物膜の表面と内部で同時進行させることを可能にしたわけです。(日本・韓国・台湾・欧米六カ国特許取得)

標準活性汚泥法との比較

標準活性汚泥法とハーネット多槽式浸漬濾床接触法との比較

ハーネット濾床

ハーネット濾床
  • ポリエチレン樹脂製の細い素線の偏平な網目管による、すだれ状の懸垂型及び浮上型濾床。
  • 寸法は標準幅(W)60~100㎝、長さ(L)は処理槽の深さに応じて自由に選定が可能。
  • 吊り下げ方式及びフロート式なので、水張りのままでも設置が可能。

特徴

  1. 適度な生物膜の付着性がある
  2. 比表面積・空隙率が大きい
  3. 濾床閉塞がなく通水抵抗が少ない
  4. 浮遊物の捕捉性が高い
  5. 有害物の溶出がない
  6. 水流によるゆらぎ効果により接触効率が良い
  7. 余剰汚泥の剥離が均一で一定
  8. 既設槽の改良が容易

用途

  1. 産業排水・生活排水の2次3次処理に
  2. 上・中・下水道処理に
  3. 各種用水の前処理に
  4. 湖沼・河川の浄化に
  5. 沈殿槽の整流ネットに
  6. 水冷却の充填材に
  7. 排ガス・悪臭処理に